誰もいない家へ帰ってきた。
あれからマックへ行き、お腹を満たしてから香澄と別れた。
テーブルの上に買ったチョコレートの紙袋を置いてイスに座る。
肘を付いて顎を乗せて、じっとそのきれいな紙袋を見る。
「渡せるのかな……」
ポツリ呟くと深いため息が出た。
* * * * * *
「雪哉さん、わたしたちスタッフからはバレンタインは、なにもありませんからね?」
めぐみが閉店間際、ヘルメットをブラブラぶら下げてオフィスから出てきた雪哉に言う。
雪哉は苦笑いを浮かべた。
「もちろん、気持ちだけ受け取っておくよ」
「あたしは雪哉さんにあげたいです……」
そう言うのは受付のスタッフ。
その言葉に数人がうんうんと頷く。
「めぐみ、いつものように頼むよ」
「毎回、この時期になると体重が増えるのよね……」
冗談めいてめぐみが言う。
「先に帰らせてもらうよ お疲れ」
雪哉は笑いながら店のドアを開けて出て行った。
あれからマックへ行き、お腹を満たしてから香澄と別れた。
テーブルの上に買ったチョコレートの紙袋を置いてイスに座る。
肘を付いて顎を乗せて、じっとそのきれいな紙袋を見る。
「渡せるのかな……」
ポツリ呟くと深いため息が出た。
* * * * * *
「雪哉さん、わたしたちスタッフからはバレンタインは、なにもありませんからね?」
めぐみが閉店間際、ヘルメットをブラブラぶら下げてオフィスから出てきた雪哉に言う。
雪哉は苦笑いを浮かべた。
「もちろん、気持ちだけ受け取っておくよ」
「あたしは雪哉さんにあげたいです……」
そう言うのは受付のスタッフ。
その言葉に数人がうんうんと頷く。
「めぐみ、いつものように頼むよ」
「毎回、この時期になると体重が増えるのよね……」
冗談めいてめぐみが言う。
「先に帰らせてもらうよ お疲れ」
雪哉は笑いながら店のドアを開けて出て行った。



