杏梨は急いで戸棚から紙袋を取って雪哉を追いかけた。
玄関のドアが閉まり、ちょうど貴美香が戻ってくる所だった。
「あら?まだあげていなかったの?」
紙袋を持っている娘を見て貴美香が呆れた声を出す。
「ちょっと行って来る!」
急いで玄関のドアを開けた。
ゆきちゃんはバイクにエンジンをかけているところだった。
「ゆきちゃん!!!」
「杏梨」
コートも着ないで部屋にいたままの姿で出てきたのを見て雪哉は顔をしかめた。
「杏梨、風邪を引くよ?」
「ゆきちゃん!」
寒さと恥ずかしさから頬をりんごのように赤らませた杏梨は雪哉の胸に小さな紙袋を押し付けた。
「お、お返しは入らないからっ!おやすみなさいっ!」
そう言うと、風邪のように家の中へ戻って行った。
押し付けられた紙袋を見て雪哉は微笑んだ。
それを大事そうにダウンジャケットの胸の中に入れた。
玄関のドアが閉まり、ちょうど貴美香が戻ってくる所だった。
「あら?まだあげていなかったの?」
紙袋を持っている娘を見て貴美香が呆れた声を出す。
「ちょっと行って来る!」
急いで玄関のドアを開けた。
ゆきちゃんはバイクにエンジンをかけているところだった。
「ゆきちゃん!!!」
「杏梨」
コートも着ないで部屋にいたままの姿で出てきたのを見て雪哉は顔をしかめた。
「杏梨、風邪を引くよ?」
「ゆきちゃん!」
寒さと恥ずかしさから頬をりんごのように赤らませた杏梨は雪哉の胸に小さな紙袋を押し付けた。
「お、お返しは入らないからっ!おやすみなさいっ!」
そう言うと、風邪のように家の中へ戻って行った。
押し付けられた紙袋を見て雪哉は微笑んだ。
それを大事そうにダウンジャケットの胸の中に入れた。



