ゆきちゃん特製のカフェオレを作ってくれている。
わたしは肘を付いてその後姿を眺めていた。
「牛乳取るよ?」
「うん」
杏梨の了承を得て、雪哉は冷蔵庫を開けた。
「あ!」
杏梨は声を上げた。
ゆきちゃんにあげるのならって……ブラウニーの事だ!
立ち上がると雪哉の後ろから冷蔵庫を覗く。
やっぱり……。
透明のプラスチックケースに入ったハート型のチョコレートブラウニー。
「これは?杏梨からのプレゼント?」
「……違う……ママ」
杏梨はブラウニーを取り出してテーブルの上に置いた。
「ハート型って……どうなんだろ……」
たぶんママはわたしが作ったことにして渡すように言いたかったんだ。
でも、わたしが作ったんじゃないってばれちゃっているし……。
「おいしそうだね?」
牛乳が沸くのを待つ間、テーブルのチョコレートブラウニーを見て雪哉が言った。
「う、うん でもゆきちゃんは今日はたくさんもらったでしょ?もう見たくないよね……?」
「は?」
少し不機嫌そうな杏梨の声に、雪哉はチョコレートブラウニーから視線を上げた。
「ゆきちゃんのオフィスにはダンボールに積まれたチョコレートがたくさんあるって……」
あ……だめだ……軽く笑い飛ばすように言いたかったのに……。
責めるような口調になってしまった杏梨は下唇を噛んだ。
わたしは肘を付いてその後姿を眺めていた。
「牛乳取るよ?」
「うん」
杏梨の了承を得て、雪哉は冷蔵庫を開けた。
「あ!」
杏梨は声を上げた。
ゆきちゃんにあげるのならって……ブラウニーの事だ!
立ち上がると雪哉の後ろから冷蔵庫を覗く。
やっぱり……。
透明のプラスチックケースに入ったハート型のチョコレートブラウニー。
「これは?杏梨からのプレゼント?」
「……違う……ママ」
杏梨はブラウニーを取り出してテーブルの上に置いた。
「ハート型って……どうなんだろ……」
たぶんママはわたしが作ったことにして渡すように言いたかったんだ。
でも、わたしが作ったんじゃないってばれちゃっているし……。
「おいしそうだね?」
牛乳が沸くのを待つ間、テーブルのチョコレートブラウニーを見て雪哉が言った。
「う、うん でもゆきちゃんは今日はたくさんもらったでしょ?もう見たくないよね……?」
「は?」
少し不機嫌そうな杏梨の声に、雪哉はチョコレートブラウニーから視線を上げた。
「ゆきちゃんのオフィスにはダンボールに積まれたチョコレートがたくさんあるって……」
あ……だめだ……軽く笑い飛ばすように言いたかったのに……。
責めるような口調になってしまった杏梨は下唇を噛んだ。



