「Love Step」バレンタイン過去編

リビングにいるゆきちゃんにハーブティーでも持っていこうとキッチンに入った。



プレゼントの紙袋が目に飛び込んで、慌てて戸棚に隠す。



なにやっているんだろう……。



ゆきちゃんに見られたくなくて隠すなんてどうかしている……。



今、渡しちゃえばいいのに。



ううん、まずは今年の様子を聞いてから。



たくさん貰っているんならあげないもん。



「杏梨~?すし松、やってた?」



「あ うん 15分位で来るって~」



リビングにいる雪哉に叫び、急いで入れたハーブティーを持って行った。



「お待たせ~ 今日は寒いね?」


雪哉の前に湯気のたっているカップを置く。



カップを置くと、対面に座る。



対面に座った杏梨は居心地の悪さを感じた。



今日はデートじゃなかったのかな……?



春樹おじさんとママに言われて無理して来てくれたのかな……。



「杏梨?」



「えっ?」



「考え事?ここに皺が寄っている」


雪哉は自分の眉間を指差した。