雲一つない青空。心地の良い風が私の頬をくすぐる。
気持ちいい。


『んーいい天気。気持ちいいな。』

同じ空間で同じ気持ちって、ちょっと嬉しいかも。

距離が縮まったみたいで。


『じゃー行こうか。』

そう言って手が伸びてきて、私の手を握って歩き出した。


そんな行動もとてもスマートで格好いい。


でも…


私には刺激が強いよ…。
気持ちがついていけてない。


なのに酷い。

動揺してオロオロしてる私を見て吹きだして笑うなんて。


イジケてる私に気がついて謝ってくれてるけど、笑いながら言ったって説得力ないですよ。


でも涙目で笑いながら謝る行為に思わず吹きだしちゃって許しちゃったんだけど。


「で、どこへ行くんですか?そろそろ教えてくれてもよくないですか?」


車を止めた所から結構歩いた気がする。そろそろ運動不足の私の体が限界。


『もうすぐだよ。

あっ、ついたよ。』


そこには木々に囲まれた洋館が建っていた。