車を走らせてかれこれ一時間くらいになる。

その間いろんな話をして、私の緊張を少しずつとってくれた。
やっと調子が戻ってきた。


「あの黒澤さん今日は何処へ行くんですか?」


『ん?秘密。着いてからのお楽しみ。』


「えー教えて下さいよー。」


『教えませーん。』


なんて、子供みたいなこと言ってるし。でもそんなところが可愛いと思っちゃう。

可愛いなんて年上の男の人に言ったら失礼かしら?




『はい、着いたよ。』


そう言われて周りを見ても何もない。

見渡す限り広がってる木々。近くにはそれ以外何も見えない。


「ここ何処ですか?」


まだわからない私をニコニコしながら『いいからいいから』って、車を止めて外に出る。

その後に着いてあたしも外に出る。