『あの〜大丈夫ですか?』


彼の声で、我に返った。
怒っていたことを忘れてしまっていた。
何か言わなくちゃ。

「あっ…あの…」

「大丈夫ですから。気にしないで下さい。前見て歩かなかったこちらも悪いんですから。」


私の言葉を遮って美香は話し出していた。

ってか、転んだのは私なんだから大丈夫かどうかは私が決めることじゃん。そう思いながらも美香が話してるのを静かに聞いていた。


「今から試合ですよね?頑張って下さいね。」

えっ?

試合??