『またおまえかよ。』

一言言って大きなため息。



やばっ。
また自分の世界に行っちゃってた。


あっそうだ。もう一度きちんと謝ろう。そして誤解だってハッキリさせなくちゃ。


私が口を開くより先に彼の口が開いた。


『どこまで追っかけて来れば気が済むんだよ。迷惑なんだよ。』


それだけ言って来た道を戻って行った。



私は謝ることも、誤解を解くことも出来なかった。

ただ彼の去っていく背中を見てただけ。

そしてその背中はあの楽しそうな笑い声をあげてたテーブルに消えた。