『俺さぁ、純粋に友達って呼べる奴今まで居なくて……』



充は昔のことを語ってくれた。

小さい頃からスポーツも勉強もソツなく出来て、あの容姿。

だから自然と女の子からはモテた。

でも同性からはひがまれて、イジメに有ってたんだって。


でもそんなのは中学までで、高校生になった頃は、普通に友達が出来た。


そう思ってた。


でも違った。


仲良くしてた友達は、実は充の周りに寄ってくる女の子目当てだったんだ。


それを知った時は、死んでしまおうかとさえ思うくらいショックで、人間不信になってしまった。




そんな充もたった一度だけ恋をしたんだって。


明るくて誰にでも分け隔てない人。暗かった充の人生に光を灯してくれた。



付き合うようになって充は本当に幸せだった。




けど、その彼女にしたら地獄の始まりだった。