どうしたの?

何かあったっけ?


充が機嫌が悪いっていうか、落ちるようなことはなかったはずなのに…。



『なぁ、砂羽……』


「ん?」


俯いたまま口を開いた充から出た言葉を私は理解出来なかった。


『俺と居て嫌にならないか?』


はぁ?


「何、急に…
嫌になったことなんてないよ。」


思った本当の事を言った。


『本当に?』


なんて弱い声なんだろ。

いったい何を考えてるの?



「本当だよ。逆に私が聞きたいくらいだよ。」


『なんで?』


なんで?って、


「だって、充はさぁ、優しくて格好良くて有名人じゃん。それなのに私は地味で何にもない一般人だよ。
私じゃなくてもっと綺麗な人と居た方が釣り合いとれるんじゃないかなぁなんて思っちゃうじゃん。」



自分が惨めにならないように、精一杯明るく言った。

でもその通りでしょ?


なのに…


『砂羽はそのままで充分魅力的だろ。俺にだって、見返りを求めないでくれるし…。』


はっ?見返り?

なんで?


「なんの見返りを求めるの?」


だって、友達なのに………