『…そういえばさ


私の本当の笑顔に惚れたって言ってたけど、会ったことあったっけ??』


不思議に思い聞いてみた。



「やっぱり覚えてなかったか(苦笑)

昔 パーティーであったんだよ


結構話したんだぜ?」



『えっと―…』


…全く覚えてないι




「どーせ
印象薄いですよ~」


ちょっと拗ねたように言う彼。



『ごめんって(笑)』


そんな彼が可愛くて、つい笑ってしまう。




「~っ///

笑顔可愛いから許す!!」



そう言ってぎゅっと抱きしめられた。






『…私か嘘の笑顔するの嫌?』



抱き締められた状態のまま 尋ねてみた。


嫌って言われたらどうしよう…






すると




「…真実(ホント)の笑顔は
俺だけに見せてくれればいいや」



そう言って微笑まれた。






彼の前でなら

ありのままの自分でいられる気がする。




そんな人に出会えて

私はすごく幸せだ。




私と出会ってくれてありがとう。



そう思い


そっと彼に口づけた。









end.