その男子が出ていって 屋上には私と高階君の2人だけ。




…私気付いちゃった


この よく分からない気持ちを何て呼ぶのか




こんな気持ちになる理由(ワケ)…





高階君のことが



好きなんだ






「…大丈夫か?」

暫くして、高階君が心配そうに聞いてきた。



『うん

高階君が来てくれたから


何もされてないよ』



そう言うと



「よかった―…」


高階君はその場にしゃがみ込んだ。



『ありがと…ね?』


「いや…

市ノ瀬が男と一緒に屋上に行るの見えてさ



心配で来ちまった」



それを聞いて胸がきゅんと締め付けられるのを感じた。



『あ…「~って

俺 キモいー!!ι」


告(イ)ってしまおうかとしたら

突然

叫んだ高階君。


「ヤベェ」



とか言ってる。





『ぷっ』



そんな姿がおかしくて
ついふき出してしまった。


『あはははは~

自分がキモいって…笑』


笑いすぎて涙が出てきた。


こんな風に声を上げて自然に笑ったのは久しぶりだった。




「…市ノ瀬さぁ」





急に声を掛けられ、彼の方を見た。



すると