俺と妹の選択



鼓動が早くなる。


やばい、心臓に悪い……


戸惑う俺を気にも止めず、桃はそのまま俺の胸に顔をうずめた。



“お兄ちゃん大好き。”



嬉しいはずなのに、心から喜べない。


桃の言っている好きは、俺の望んでいる好きではないから……



「俺も…桃が妹で良かったよ。」



半分本当で、半分嘘。


それでも、俺にはこう言う他に選択肢は無い。