俺と妹の選択



桃は俺を横目で見ると、「だーかーらっ!」と続けた。



「熱、計って。」


「えっ…」



目を閉じて、桃は俺に少し顔を近づける。


俺がぎこちなく額に手を当てると、桃は目を開いて首を横に振った。



「なんで?おでこ、くっつけてよ。」



俺の額を指差し、桃はまた目を閉じる。



わざとなのか?


そう思ってしまうほど、桃は俺のことを追い詰めていく。