「桃…」 そんなに不安そうな顔すんなよ… 「…あのな、桃は今日熱中症で倒れたんだ。」 俺の言葉を聞くと、桃はハッとしたような顔をした。 「だから俺が連れて帰った。……勝手に部屋ん中入って、悪かったな。」 「ううん…でも、なんで……」 顔を火照らせながら目を泳がせている桃。 無理もない。 起きたら目の前に、実の兄が寝てたんだからな…。