「昨日、掃除当番の話ししたでしょ。そのマジメちゃんなんだけど、今日、友達になろうって言われたの。」
「別にいいじゃん。」
「それが、今まで仲良くしてた子たちがしばらく離れようって言った直後なんだ。
一人じゃ寂しいし、自分も友達いないから…て。
友達になりたきゃなればいい事で、私に友達がいてもいなくても関係ないじゃん。
あまりにタイミング良すぎて、何か裏があるのかなあと思って。」
「考え過ぎじゃねえの?そもそも何で友達が離れんの?」
「あの男のせいだよ。あいつと会って色々聞かれたらしくて。」
「ふーん。しばらく様子みてもいいんじゃねーか?
それはそうと、布できた?」
「あ…うん。はい。」
「おー、上等上等。これに突っ張り棒を通して…。」

