うどんしか食べてないから、小腹が空いてきた。寒いし…。あー、どうしよう…。このまま凍死するのかな…。あー、やだやだ。誰か毛布と温かいお茶恵んでぇ。う…、情けなくて涙まで出てきちゃった。こんなスエットで男引っ掛けようにも引っ掛かんないだろうし…。本当に誰か助けて…神様…。



突然、肩に何かが掛けられた。

これ…私のジャケット…?

顔を上げると恐い顔をした誠が、上から睨み付けていた。

「お前、本っ当に最低だな!!もうちょっと冷静に頭働かせろ!熱下がったばっかで無茶しやがって。これでまた熱上がったら、俺の苦労が水の泡じゃねーか。」

え…あんたの心配、そこ?でも、ジャケット持って探してくれたんだ。