二度寝をして起きたら丁度12時だった。

「お前って飯時になったら起きるんだな。」

振り返ると鉢が二つ、テーブルに置いてある。

「起こす手間が省けて丁度いいや。うどん作ったから食べようぜ。」

「ありがと。これ食べたら帰るよ。もう大分楽になったし。」



「…あのさ…立ち入った事聞いて悪いとは思うんだけど、電気止められてるって言ってたろ。電気がなきゃ生活出来ないと思うんだけど、そこんとこ大丈夫なのかよ。」

「…さあ。何とかなるんじゃない?一晩、繁華街うろうろしてお金作ったら払うから、そしたら電気通してくれんでしょ。」

「バ…バカか!?お前。援交でもするつもりかよ。真面目に働け。」

「は…煩いな。何をしようと私の勝手でしょ。手っ取り早くお金が稼げて楽じゃん。生きてく為の知・恵。真面目にやっていくら稼げるってのよ?」