今度は誠の頬に手を添えると自分からキスをした。
自分の気持ちに気付いたら歯止めが効かない。どんどん、どんどん好きの気持ちが溢れて…。
「誠…愛してる。」
「俺も愛してるよ。ずっとお前…聖良だけだ。
聖良は誰にも渡さない。一生…俺の傍にいろ。」
「うん。二人で幸せに暮らそうね。」
やっと見つけた幸せの場所。
それは誠の傍にいること。
誠と一緒だったら何でも乗り越えられる。
それはきっと誠も同じで、私がいるから幸せなんだよね?
私たち、辛い事がたくさんあった。
その分小さな事にも感動する。
朝の鳥のさえずりに…
太陽の眩しさに…
雨上がりの雫や
稲妻の光にさえ…
そして…
誠が隣にいることに…。
この喜びはずっと持ち続けたい。
愛する人と一緒に…
終わり

