「…やっぱり止める。」

「何を?」

「結婚するの。」

「はあ?何言ってんの?今、するって言ったばっかじゃん。」

「私には荷が重い。お金の管理なんか自信ない。それにまだ高校生だし早過ぎる…。」

「その口、塞いでやる。」

また、情熱的なキスが降ってきた。

そして誠に溺れた。

結婚しない…なんて許してくれる訳がないのを分かってて言ってしまう。

誠の愛を確かめたくて…私だけの誠にしたくて…。

さっき愛し合ったばかりなのに、また誠が欲しくなる。