光が消えた後現れた世界は
とてもきれいな町だった



人々は市場で笑って
無数にある川を船で渡って
移動していた








朝日が水に反射して
町全体が輝いている





「カイル、って呼んでいい?」


「あ、あぁ。ユウイ、だよな?」

「うん、はじめましてじゃないんだよね、ほんとは。あたし、心回復したの最近だから、憶えてないんだ‥」




「俺もだから、平気だよ。」



カイルは笑って言った


それを見てユウイも笑った





「じゃあ行こっ、カイル」


「あぁ!」