ある日突然、
自分がわからなくなる―






今まで誰といたのか―

何をしていたのか―

どこにいたのか―









すべての記憶消える―











それが―
特殊な能力を持つ者が
その力にめざめる時―












能力者に関わっていた者の
能力者に関する記憶も
消える―








つまり―

自分の住んでいた世界から
存在が消えたことと等しい







その為
能力者は、

無数にある
世界と世界の狭間に
飛ばされ―


自分がなぜ
そこにいるのか
わからないまま
彷徨うことになる―












それは
神のきまぐれで起きた
悪戯のように―









能力者の運命を
大きく変える―