「私の事、知ってるのね」 「ん」 「町で声をかけられたろう」 「!」 なんで、この人がその事・・・ 「奴は私の知り合いでね。失礼な事を言ったと思う。代わって謝罪する」 「そ、そんな!あなたは関係ないです」 それに、そんな風な冷やかしは慣れてるし。 「奴は少々、元気がありすぎてね」 「いいんです・・・・・・慣れてますから」 寧ろ、手加減しなかったから、 こっちの方が心配なんですが。 「根はいい男なのだ。許してやってくれ」