魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~





「私の事、知ってるのね」

「ん」


「町で声をかけられたろう」

「!」


なんで、この人がその事・・・


「奴は私の知り合いでね。失礼な事を言ったと思う。代わって謝罪する」


「そ、そんな!あなたは関係ないです」


それに、そんな風な冷やかしは慣れてるし。



「奴は少々、元気がありすぎてね」



「いいんです・・・・・・慣れてますから」



寧ろ、手加減しなかったから、
こっちの方が心配なんですが。



「根はいい男なのだ。許してやってくれ」