魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~






「食べていいのだよな?」




怪訝なお顔で私を睨む。




「あっあ、ごめんなさい・・・・・・・初めて、だから・・・・・・・」



「?初めて?」



また、怪訝な顔。



「人に、食べてもらうの」



ベリルさんは、ああ、と
小さく返事をしてスープを口に運んだ。



「・・・・・・」



私は、それを食い入るように見つめる。



まずかったら、どうしよう。