魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~




沈黙。


2人の間に、沈黙が流れる。



「私がいるせいならば出て行くが」



・・・・・ベリルさんは、そう言うと
立ち上がって。




「あ、あっごめんなさい。違うの、いていいから」



慌てて、引き止める。



「それならば、良いが・・・・・・・」


立ち上がってから、またベッドに
腰掛けて。


でも、彼はまだ、顔をしかめたままだ。