「私を運んでくれたのか」 どこか渋い声で問う。 「あ、あそこにいたらモンスターが来る。から・・・・・・」 人間と話す事なんて、滅多に無いから。 それに、やっぱり目を合わすのが やはりできなくて・・・・・。 おどおどと、目もあわせずに、 私はもう、すっかり 冷めてしまったスープを観、 なべを火にかけた。