私は、起こさないように 静かに家を出た。 「はーぁ、」 「ねぇ、彼、起きたら どんな反応するのかしら? どうせね? 怖ろしいとかなんとか言って 逃げ出すのも目に見えてるけれど」 しゃがみ込んで。 いつも通り、独りだけで反省会。 「・・・・・こんなコトしてる自分が、 もう嫌・・・・ なんか、虚しい」 髪を何度か掻き揚げて 「・・・・・やっぱり寂しいなぁ」