魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~








『グツグツグツグツ・・・・』






「あっ・・・・危ない」





なべの中の、スープが、
危うく焦げかけて、火を消す。





「ふーう、」





安堵の溜め息を落として
窓の外をちらりと見た。




「もう、暗いし」




火が消えたのを確認してから
家を出た。