魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~








分かってしまった。
こういう時、人より勘がいい人って
どういう対処をするのだろう。




「あの家は一応、今のうちは
 うちの所有物になっててね、、、
 エリスと、母さんがよしとすれば
 エリスに、住んでもらいたいと思う。」




「勿論、生活費などは
 お詫びとして、毎月わたしが送る。
 もう、14歳だ・・・・成人まで
 あと3年。
 うまくやるだろう」



「母さん、本当はわたしもしたくはないよ。
 だけど、だ。
 母さんがそこまで追い詰める事も無い。
 そうだろう?」




「・・・・・エリスは、独りで?」




「そうだ」