「どうなっているのですか!!」 私の、家。 うちの玄関で、大声を出す女性と 私と同じくらいの子供。 ・・・・アイツだ。 「うちの子、そちらの娘さんに 蝉にされたそうですの、 証拠に・・・・」 子供の腕を鷲掴みにして、 腕を見せる。 「呪い、ですわ! 『エオスの血を継ぐ者より 呪いかけられし者 腕巻きつく薔薇の刻印刻まれん』 ・・・エリス、さん。 エオスの血を受け継いでいるでしょう?」