私は、当たり前のように使おうと思っていた。
その方が、楽だと・・・・・。
「オークは本来、夜行性だ。夕刻が迫ってきているとはいえ、太陽が隠れる瞬間を見逃してはくれまい」
まったく、知らなかった。
ホントに、ここ最近
こんな大きな群集もおらず、
まったく関わっていなかったとはいえ・・・・
勉強不足。
こんなんじゃ、皆を守れないのに。
だんだんと、黒い影が大きくなる。
地響きも・・・・強くなってきた。
ベリルさんは、
「その馬は馬の王からの贈り物だ。お前を乗せ、勇敢に戦ってくれるだろう」
私を一目も観ようとはせず・・・
もう、戦いに備えているようだ。
・・・・私も、そろそろ、
準備しなきゃ・・・・・。


