魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~






グエンさんは、フッと微笑んだ後
背中から大きな斧を取り出す・・
本の中で見た事はあるけれど
実際にははじめて。




村の人達がこんなもの扱える筈が無いし
酒場などにはそーゆー仕事をする、
冒険者達も集うらしいが、
そんな所行った事ないし
行く気もないし・・・・・。





刃渡り、70センチ超えってトコ・・・?




「相手は、何人くらいだ?」




技を装備しながらそう呟く。



「気配だけで量るならば・・・・・・およそ200といった処か」



グエンさんは、ベリルさんの言葉に
ギョッと目を見開いた。