魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~






ベリルさんの一言に、
町の皆がざわつき始めて。





「!敵?」




「この気配はおそらくオーク」




「チッ・・・・・冒険者どもを広場に集める!」


「頼む」



ベリルさんは一言告げた後、
今だざわつく民を見下ろし、



「戦う準備を!モンスターたちが攻めてくるぞ。女や子どもは家の中に!ドアを固く閉ざして動くな」



ベリルさんはてきぱき事を進めようとする。


けれど・・・どうせこうなる事は解ってた。




『エリスの呪いか?』