魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~








ベリルさんは、馬を蹴り、町へと走り出した。



「単体では強さはないが、数多くの悪意が迫っている」



・・・・悪意?



「!ベリル!」


「!グエン」




あいつ、だ。



グエンさんとやらは私を観た後
何かを悟ったのか
神妙な顔になって。



「何があった」



「冒険者を集めてくれ。敵が来る」