「ふっ……相変わらずだな。全く、気が強ぇよ」

『あの時は正気じゃなかったから。今じゃ後悔してるよ?素直に送ってもらえば良かった、とか。明日から学校行きづらい、とかね』

「そんな気にしなくて良いんじゃねぇか?アイツらはそんな悪い奴等じゃねぇ」

『…きっと、きっとそうなんだろうね。でも、今のあたしには彼等を信じることは出来ないの』

「そうか。…ま、それはそれで俺は良いと思うがな。お前はお前だ。自分で決めりゃあ良い」



新の馬鹿。
なんか感動しちゃったじゃない。

-…お兄ちゃん。
あたしね、こうやって家族みたいに支えてくれる人が居るんだよ。
なんだか、暖かいよね。