「よし、解いてみろ!んー、結夏解けるか?」
『うん』
…此処は高校だよね?
なのに、どうして中学生の問題をやっているの?
「せーかい。お前には簡単過ぎたな」
『…いや、まぁ……』
周りからは拍手。
いや、ありえない。
この学校…絶対に可笑しいから。
「お前、頭いーんだな!」
『…別に』
「オイ、そこ話す(―…キーコーンカーンコーン)今日は、ここまでな」
『隆弥、次はお昼?』
「あぁ。お前、昼飯持って来たか?」
『要らないから無いよ』
「あ?食ってねぇのかよ?」
『ちゃんと食べてるって。今日は要らないだけ。だから心配しないで』
「…そうか」
