「うん。いとこ」

「え~いとこ」
そんなに、驚くことかな??

「いいなぁ~、今度紹介してよ。」
「別にいいけど」
そんな話をしていると
「じゃぁ、愁は美喜の隣で。」
「分かりました。」

「よろしくな、みー」

そうだった、こいつは私のことをみーって呼ぶんだった。
さっきは美喜って呼んだくせに。。。

「はじめまして。美喜の親友の鈴です。」

「あ、はじめまして。よろしくね」
といって、最高の、“作り”笑顔をむけた。

「美喜、わたし、もう無理かもしれない。」

「何が?」
「彼氏と。」
「どうして?」

「だって、愁君が、あまりにもまぶしすぎだから・・・。」

「そうかな?。劉のほうがかっこいいと思うけど。」

「え・・・。ちょっと、いつからそんな関係になったのよ。」
あ、しまった・・・・
ついつい、本音が。
てか、私好きでもないのに何思ってるんだろ。

「みー、劉ってだれ?」
「あ、学年主席の男。」
「で、付き合ってるの?」

「付き合ってないよ。でも、愁との恋とかはありえないからね。」