「はい、できたっ。気を付けていってらっしゃい」 「ありがとうございます。じゃあ、行くぞ。眞緒」 「うん」 外に出ると、玄関前に車が付けられていた。 どうやら、ハル兄の車らしい。 いつの間に免許取ってたんだろ? どんどん大人になっているんだなぁ……なんて、運転席に自然に乗り込む姿を見ながら思わず感心。 「いってらっしゃーい」 ニコニコと手を振るおかーさんに、「じゃあ行ってくる」と手を振り返して、あたしも助手席に乗り込んだ。