てか……、あたしの知ってるハル兄って、こんな顔だったっけ? 茶色のおっきい目は、あんまり変わってないけど。 輪郭は、もっと、こう……丸かったはず。 鼻だって、こんなにすっとしてなかったし。 大学も卒業間近になると、こうも大人になっちゃうんだろうか。 「勉強中だろ? マジメにしろ」 ぼけっとしているあたしに、ハル兄の叱咤が飛んでくる。 「ご、ごめんなさい」 確かに、 わざわざ教えに来てくれてる人に対して、あの質問は失礼だ。