「イケメン? オネエ? なんだ突然」 「あ、いや、その、い、イケメンとオネエって英語でなんて言うのかなぁって思って」 「は?」 「テストに出るかなぁって」 ヤバい。 とっさの言い訳が、恥ずかしいくらいバカっぽい。 「出るわけねーだろ。アホ」 「ははは。だよね」 あたしがふざけてるとでも思ったのか、ハル兄の顔が、ムッとしている。 昨日はなんとも思わなかったけど、 眉間にシワを寄せたその顔も、完璧に整っていた。