「あたしね、新生活、がんばるよ。 だから、ハル兄も、絶対先生になってね。 あたしが大学生になれたんだもん。ハル兄が先生になれないわけないし」 ……いっぱいいっぱいだろうに。 お前の気持ちから逃げようとしているオレのことまで気にかけて。 「あたしは何にもできないけど……応援してるから。がんばってね、ハル兄」 ……大人になったんだな。 あのころの眞緒じゃ、ないんだよな。 どんなに幼く見えても、 お前も、もう……一人の女なんだよな。