「一生の思い出?」 「うん。こうやって朝まで一緒にいられること。 一生の思い出にするよ、あたし」 「大げさだろ、一生なんて」 笑ってみせたが、首をふった眞緒の目は真剣だった。 「こうやって眠りたいなって、ずっとそう思ってたから。だからあたし……緊張してるけど……すごくウレシイんだよ?」 まぶたに残っていた涙がゆらゆらと揺れて、 まばたきと一緒にこぼれ落ちたそれは、オレの腕を湿らせた。 「……いろいろありがとね、ハル兄。大好きだよ」