「どーする? 眞緒」 「……ううう……」 「そうするか。うん、そうしよう」 「……」 「じゃ、おやすみ」 ぽんと頭を叩いてみれば、への字に曲がった口が、ますます折れ下がる。 「……ふっ……」 ……こいつが言うように、実はSか? オレ。 「風邪ひくなよ~」 背を向けてベッドへ向かい、 布団にもぐり込んでから目をやると、 だぶだぶのジャージに身を包んだ幼なじみは、しょぼーん……と突っ立ったままで。