「オネエ? なにそれ?」 「な、なんでもないっ。先にお風呂に入ってくるからっ」 バスルームに駆け込んだあたしは、 なんだか分からないけど、とにかく一生懸命カラダをキレイにした。 お風呂から出て、カレーを食べて、 「ごちそうさまっ」と立ちあがったところで玄関のチャイムが鳴った。 「おじゃまします」 「いらっしゃい。よろしくねー、ハルくん」 「……来た……」