だから、 カテキョのあとのハグは、眞緒のためであると同時に……自分のためでもあった。 ――なんでだろうな。 幼いころにふたりで寝ていたときの安心感が、体のどこかに残っていたのだろうか。 それとも、別の意味が生まれ始めていたのか。 ……その辺のところも、まだ分からない。 「眞緒? 今日はもう、帰れねーぞ?」 抱き込んでいるカラダは、 ふにゃふにゃとしたあの頃の感触とは違っている。