「あの…………以上です」 ……良かった。ちゃんと言えた。 伝え終えた口から、ふう……と長い息がもれた。 これが、今のあたしができる精いっぱいの告白だ。 どんな返事でも、ちゃんと受け入れよう……って、そう思ってはいるけれど。 さすがに、見つめ合ったままではしんどくて。 ひざの上でぐっと丸めていた手に視線を落としたあたしは、 ハル兄の返事を、静かに待った。