「たぶんって何よ」 ふんと鼻を鳴らしたオネエは、だけど、ほんの少し表情をゆるめてからつぶやいた。 「アンタはまだまだ未熟者だからさ、きっと悩ませたわよね。悪かったわ」 照れ隠しなのか、カードを切る手が超高速だ。 「眠れるようになったとかさ、アンタがイケメン家庭教師のノロケ話をしに来た日があったでしょ? あの日、アンタが帰ってしばらくしてからあのお嬢が来たのよ。で、取り引きの話をされたわけ」 「そうなんだ」 あたしが彼女に釘をさされた夜、その足でオネエのところに行ったってことか……。