「仕方ないわねぇ」 そう言ったおかーさんは、カバンからもぞもぞと財布を取り出した。 「はい、いってらっしゃい」 「……え?」 「おかーさんからの合格祝いってことで」 「……行ってきて……いいの?」 「告白リベンジするんでしょ? 頑張ってね」 「……おかーさん」 心強い味方が出来て、本当に良かったと思う。 それがおかーさんだから、尚のこと。 振られても振られても立ち向かったファイターに背中を押されるのは、ガチでパワーになる。 「……ありがとうっ。行ってきます!」