辺りではすでに、胴上げやらサークルの勧誘なんかが始まっている。
……なんか、ドキドキしてきた。
春からここで勉強することになるんだなぁ……なんて、その様子を眺めていると、
「眞緒もいよいよ大学生かぁ。なんか、あっという間ねぇ」
おかーさんは、感慨深く声をもらした。
「ホントにおめでとう、眞緒」
「うん。ありがとう、おかーさん」
「こっちこそありがとう。“わーい”って出来て、おかーさん、嬉しいよ」
「……うん」
「ホントにホントにおめでとう」
繰り返すおかーさんの笑顔を見ながら、あたしは何度もうなずいた。
ホントにホントにありがとうと、声にならない言葉を出しながら。


