もちろん、不安になる時もあったけど。 合格して、ハル兄に告白し直すんだっていう目標があったから、苦にはならなかった。 「眞緒! はい、カツ丼!」 「え~? 朝から~?」 「本番なんだからチカラつけないと! お弁当にも入れておいたからね!」 「マジで? ……めっちゃ勝ちそう」 そして、おかーさんも。 こうして受験当日ももちろんそれまでも。 あたしを励まし続けてくれた。 大切な人たちに守られて、 あたしはひとつ、大人になった気がする。